うつ病

近年、うつ病は日本人男性の10人に1人、女性の5人に1人が一度は人生で経験するといわれるほど多い病気となっています。

うつ病とは、ストレスをはじめとして何かの原因が切欠になって生きる意欲を喪失し、憂うつ感や関心、興味が低下するなどの精神的な症状や、人によっては不眠や倦怠感、食欲不振などの身体的な症状が伴う病気です。
他人に分かってもらえない場合も多く、自分では辛い症状のために自殺をする人もいるほど深刻な病気です。

かつてうつ病は「こころの病気」と捉えられていましたが、最近の医療の世界では「脳の病気」として捉えられるようになってきています。
脳で分泌される原因物質を抑えることで、症状を緩和する薬が治療で使用されているのです。

うつ病の人で、実際に治療を受けている人はごくわずかだと言われます。精神科へ行きづらい、自分は病んでいないなど理由はいろいろあるでしょう。しかし、今日では医学の進歩によりうつ病は治療によって治る確率の高い病気となっています。早めに治療を受けることがお勧めです。

これまでのうつ病の治療は近代の西洋医学が基本で、心療内科や精神科において投薬中心の治療が行われてきました。
投薬中心の治療では、不眠の症状があれば睡眠薬、患者に憂うつ症状があれば抗うつ剤、不安があれば抗不安薬というように、患者が訴える症状に応じて、薬の種類は増えていきます。
このように今までの対処療法は、一時的に症状を緩和することはできますが根本的な原因を取り除くことはできません。

うつ病の原因には不規則な生活習慣や偏った食事によって、脳に栄養不足が起きている場合が多く見受けられます。

近年、注目されている代替治療では「なぜうつ病になったか」という原因を追究することで、治療につなげて行きます。
もっともうつ病の治癒に不可欠なのは、病気の原因を取り除くことだからです。
そのためには代替医療と、必要に応じて西洋医学を取り入れた統合医療が行われることが重要だと考えられます。

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