睡眠

睡眠は人間にとって必要な行為で体と脳を休養させ、次の活動のためのエネルギーを蓄える重要な時間になります。

現代人は、忙しさやストレスなどで十分な睡眠が出来ずに睡眠不足になっている人が多いといわれます。
人間は過度の睡眠不足が続くと手足が震えて、幻覚がみえるなどの異常な症状が現れることがあります。
また体の免疫力や自然治癒力が低下し、たかが睡眠不足と思われ勝ちですが、あらゆる病気にかかりやすい状態になるのです。

また最近では睡眠不足と肥満の関連性が研究されています。
睡眠不足になることで食べすぎや肥満の原因になることが明らかになっています。

睡眠不足の要因の一つとして『睡眠時無呼吸症候群』が話題になりました。

睡眠時無呼吸症候群になると睡眠中に呼吸が一定時間止まる症状が現れます。睡眠中の出来事なので自分ではわかり難い症状です。
睡眠が分断されることによって高脂血症や高血圧などの生活習慣病につながる危険も指摘されています。

このように睡眠は健康にも深い関わりがあります。
睡眠不足が生命にかかわる重大な病気を引き起こす要因になることも明らかになり、睡眠の大切さが改めて認識されています。

近年では、統合医療が今後の医療として注目されており、生活習慣によって自然治癒力を高める代替医療の必要性が高まっています。睡眠は生活習慣として基本的な行為であり、第一に改善されることが求められます。

そのため、様々な代替医療の中に睡眠療法があります。
これは催眠療法とも呼ばれて、睡眠中の潜在意識に働きかけて病気を治療する方法です。
アメリカでは医療行為の一つとして既に認められており、ガン治療でも用いられています。

睡眠療法は科学的な解明はまだされていない領域ですが、治療の中で免疫力向上効果があると確認されています。
日本で統合医療の導入が急がれる中、心の治療法の一つとして再認識されています。