メタボリックシンドローム

メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満)は、1998年にWHO(世界保健機関)が『メタボリック症候群』という名称でその診断基準を発表した事により、メタボなどと呼ばれ国民に定着しつつある用語となっています。

日本とアメリカとでは診断基準の違いがあるのですが、日本人のメタボリックシンドロームの増大が社会問題化しています。
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪の増大によって、高脂血症、高血圧、高血糖などの症状が現われ、さまざまな病気にかかりやすくなった状態のことをいいます。

高脂血症、高血圧、高血糖などは、それぞれ単独でもリスクを高める要因ですが、これらが多数重積すると相乗的に動脈硬化性疾患の発生頻度が高まることから、リスク重積状態を「より早期に把握」しようという考えから、共通基盤に基づくと考えられた結果、注意喚起の基準となるメタボリックシンドロームが提唱されました。

現在、中高年男性の2人に1人、女性の5人に1人がメタボリックシンドローム、もしくはその予備軍にあると言われています。

2008年からはメタボリックシンドロームの予防や改善のために、新しい検診制度が導入されるなど、メタボリックに対する対策は国をあげて行われる重大な課題になっています。

これは日本ではメタボリックシンドロームをはじめ、高齢化やストレス社会により、医療費の増大が問題となっていることから、このままでは日本の医療費は深刻な財源不足に陥ることは避けられないという問題を払拭するための試みです。

医療のあり方が問われている昨今の医療現場では、「病気を治す治療」から「病気を予防する医療」への移行が求められ考えられています。

そこで医療の現場で重要な取組みとなるのが統合医療です。
統合医療はこれまでは医療の中心であった西洋医療に、代替医療を取り入れた医療です。

代替医療は高額な医療機器を使用しない医療が中心であるため、医療費の軽減につながります。
そして体の免疫力や自然治癒力を高める治療であることから、病気の予防にも効果があります。

西洋医学は近代医療として目覚しい発展を遂げ、あらゆる病気を解明してきました。
しかし、西洋医学では解明されない病気も多くあります。
その一つといえるのが、メタボリックシンドロームに代表される生活習慣病です。

統合医療の導入が急がれる中で代替医療は、西洋医学を補い、または西洋医学に代わる医療として関心が高まっています。

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