免疫療法

現在ガンの統合医療では、免疫療法が多く取り入れられています。

免疫とは、もともと人間が兼ね備えている異物に対する体の防御機構のことです。
その防衛本能である免疫力を強化することによって病原を排除し、健康な体に戻す治療を免疫療法といいます。

ガンをはじめとするさまざまな病気の原因の多くは、免疫力の低下が指摘されています。

免疫力は血液中の白血球と深い関係があります。
白血球とは、体内で有害物質や細菌、悪い細胞やウィルスを排除してくれる重要な役割をもっています。
免疫療法は有害物質などの掃除役である白血球を活性化し、病気の原因となる悪い細胞やウィルスを排除する治療です。

免疫療法には、健康食品、免疫賦活剤、ワクチン療法、心理療法、サイトカイン療法、活性化自己リンパ球療法などいろいろな方法があります。 それぞれ単独で実施される場合と、他の現代医療と併せて実施される場合があります。
免疫療法の研究は現在も進められており、新たな方法が開発されています。

これまでの西洋医学による治療では薬剤を投与する方法が多く使われてきました。
薬剤には少なからず副作用があるため、場合によっては患者にとって肉体的な苦痛を伴う治療でもあります。
それに比べて免疫療法は副作用が少なく、苦痛の少ない治療と言えます。

放射線や手術、薬剤によるがん治療で効果のあがらなかった人であっても、免疫療法をもちいて治療したことで改善する例が多く見られます。
また、免疫療法はがん治療だけではなく、生活習慣病やリウマチなどの改善効果も注目されています。

統合医療の必要性が高まる現状では、体の基本的な機能に着目した免疫療法は、今後の日本の医療現場において重要な役割を担うと重要な治療法だと考えられます。

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