サプリメント

近年子供などの若年層までも巻き込んで増加している生活習慣病などの慢性病の治療では、西洋医療以外に代替医療を取り入れた統合医療が注目を集めています。
代替医療の研究が進んでいる欧米においては、既に統合医療を取り入れた治療を多くの人が受診し病気を改善しています。

アメリカで行われる代替医療の中で、最も利用が多く信頼されているものにサプリメント療法があげられます。

今日の日本でも、一般に浸透しサプリメントは普及しています。
そのサプリメントの必要性が高まった背景には、昔に比べて食材自体の栄養が減っていることが考えられます。

例えば人参に含まれているカロテンの量ですが、５０年前の８分の１から２０分の１にまで減っているといわれています。
そうなると５０年前と同じ栄養量を摂りたいと考えた場合、人参を８本から２０本食べなければいけないことになります。
２０本といわれたら既に人間ではなく馬の世界ですね^_^;　好き依頼の問題ではないのが現状です。

特に現代はミネラルやビタミンなどの栄養素の不足が健康上の問題となっています。

栄養の不足や偏りによって引き起こされる病気は数多くあります。
食事をすることで栄養バランスを調整できるのが一番良いのですが、それは現代社会では困難になっているのが現状です。
しかし、サプリメントを上手に活用することで足りない栄養を簡単に補うことができて、病気の治癒や予防に改善効果が期待できるのです。

最近の日本の治療でも、骨粗しょう症にはカルシウムとビタミンD、ガンにはフコイダン、更年期障害にはイソフラボンといったサプリメントが利用されています。

サプリメントは薬局などでも市販されており、誰でも購入することが出来て手軽で効率よく栄養を摂ることができる優れたものなのですが、病気になったからといってサプリメントに頼るのではなく、基本的なこととして運動習慣やストレス改善の努力をすることも重要です。　とはいえ栄養を補う意味でのサプリメントの補給は日ごろから心がけたいですね。